引き続き?朝4時すぎに起こされました。ワンちゃん。朝 目が覚めるの早いね〜
お腹が減って目が覚めるのかな??
曇り空ですが、蒸し暑い1日です。今日から家事の行動を夏時間にしようかと思い、
外の掃除を早めにやってしまいました。おかげで少し気が楽になりました。
嫌なことは早めに片付けるか、もうやらないと腹をくくるかのどちらかです。
昨日の晩御飯。ひじきの煮物に、モロヘイヤとオクラのネバネバパワー。
ネバネバでこの夏を乗り切りたいと思います。
今日はフランツカフカの誕生日とXでみなさん呟いています。
フランツカフカ(1883−1924)
自分は悪くないのに、周りのちょっとしたことでうまくいかなかった・・・
ということがよくあります。
婆さんのつまらないことで言えば、婆さんは一生懸命外掃除をしているのに
近隣が掃除をしないので、全部そのゴミがこちらへ飛んでくるとか。(ちょっと違うか)
アメリカでは罪に問われるようなことをしても人気があれば大統領になれるのか。
(ちょっと違うか)
多分ちょっと違うとかズレているとは思いますが(個人の感情なのですみません)
そういうふうに自分は一生懸命やってるつもりでもちょっと違っちゃうみたいな時は
「世の中は不条理」と考える方が楽だいうふうに言われたりします。
カフカの作品はどこか不条理な、とかどこかおかしい、などと言われています。
この「失踪者」も真面目に生きている主人公がおかしなことに巻き込まれている
作品です。
「カフカ・コレクション 失踪者 カフカ 池内紀=訳 白水Uブックス」
生前は2、3の短編集を公にしただけで今のように皆が知る作品を発表しなかったこの作家
は、死に際し友人に自分の遺稿のいっさいを焼き捨てるように頼んでいたそうです。
そのため、「この「失踪者」は友人のせい?本のせい?のため本来の姿で世に出るまで70年余り「失踪」していた。」
この本のあとがき「失踪者の読者のために」に書いてあります。
従来は「アメリカ」という表題で知られていたそうですが、その表題も
間違いだったらしい・・ と何やら もはや訳がわからない感じの作品なのです。
主人公がアメリカ社会を遍歴した挙句大陸の一点で失踪する、話なのですが
「えーそうなの〜」という展開にどんどん引き摺り込まれていくうちに
主人公に共感の念を覚えながら、「あー世の中ってそういう感じだよね」と
思って気が楽になってしまいます。
「池澤夏樹の世界文学リミックス 池澤夏樹著 河出文庫」
によると
「こうしようと思ったことがああなってしまう。・・・中略
しかし過負荷は真剣だった。喜劇など書くつもりはなかった。
彼が言いたいのはこの世界そのものが筋が通らないようになっていて、
それはどうしようもないことだ。言ってみれば、
人間と世間の間に広い隙間があって、だから世間を相手に何かすると、
結果は意図とは全然違うものになる・」
「でもカフカは、生きるというのは世界のナンセンスに耐えうることだ、と気づいた。
家を建てるつもりが、どうやっても牛小屋になってしまうとか。・・・・
・・・彼が書いて初めて、人はこの不合理に気づいた。・・・」
黄金の小径にあるカフカが執筆に使ったと言われる小さな家(ブルーの家)
そうです。カフカの作品を読むとなんだか気が楽になりますね。
まあそんなものだと思うことにした 婆さんでした。
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